レコード屋の棚から、休日のカフェまで。渋谷サブカルは、音楽というより "好きなものの並べ方" だった。

ピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」
1993年。小西康陽と野宮真貴の音で、都会の夜が鳴る。

Towa Tei「Technova」
1994年。Deee-Lite帰りの東京人が鳴らした、ボサノヴァとテクノの澄んだ混血。

キリンジ「エイリアンズ」
2000年。渋谷系の遺伝子を受け継いだ夜の名曲。郊外の静けさが、こんなに切ない。

ピチカート・ファイヴ「TWIGGY TWIGGY」
ツイストするベースと囁くボーカル。渋谷のレコード屋の匂いがそのまま音になっている。

小沢健二 feat. スチャダラパー「今夜はブギー・バック」
1994年。ヒップホップとJ-POPの間に、軽やかな橋がかかった夜。

フリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」
1990年、ドラマ『予備校ブギ』主題歌。渋谷系の始まりの音。

Cornelius「Star Fruits Surf Rider」
1997年『FANTASMA』。日本の実験ポップが世界の耳に届いた瞬間。

Original Love「接吻」
1993年。夜の湿度をそのまま音にしたようなミディアムソウル。コードひとつで部屋が暗転する。

小沢健二「ラブリー」
1994年。人生は変えられる、と本気で思わせてくれる渋谷系のポジティブ側の頂点。

ピチカート・ファイヴ「スウィート・ソウル・レヴュー」
1993年。イントロのファンファーレで、午後の渋谷が全部ミュージカルになる。

フリッパーズ・ギター「グルーヴ・チューブ」
1991年。マンチェスターの揺れを渋谷に持ち込んだ、官能的で中毒的な一曲。

カヒミ・カリィ「GOOD MORNING WORLD」
1995年。ウィスパーボイスの朝。小山田圭吾プロデュース期の透明な空気ごと聴ける。

Cibo Matto「Sugar Water」
1996年。NY発、日本人2人組のゆらゆらトリップホップ。ゴンドリーの左右分割MVも語り草。