レイ・ハラカミ· 2001
辞めるつもりで作った音が、いちばん自由に泳いでいる。
📝 メモ
『red curb』について、本人はこう書き残している。「3枚目の制作にあたって、もう好きな事ばっかりやろう、というか、好きな事しか出来ないなあ…なんて考えながら作ってました」。ringsによれば、このアルバムを出したら引退するつもりだったという。ele-kingのレビューは「彼が愛したロバート・ワイアットのように美しい作品だが、思い詰めた悲しみというものはない」と書いた。
星の数を数えて、そのぶんだけ音を置いていく。
知っている曲なのに、最初の数秒で別の人の部屋にいる。
2001年のハラカミが、自分の曲を組み直す。
引きこもりの宅録家が、はじめて他人のスタジオに入る。
買い換えない機材ひとつで、部屋の空気がにじみはじめる。
音を作る人が、細野晴臣の歌をぶっきらぼうに歌う。
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